人生100年時代、60代以降の生き方は「余生」ではなく「本番のスタート」。これまでの常識にとらわれず、自分らしく、心から楽しいと感じられる日々を送ることが、現代のシニアに求められています。「楽しく生きるシニア」になるためには、健康を保つことはもちろん、趣味や学び、人とのつながりを大切にすることがカギ。新しいことに挑戦したり、地域活動に参加したり、旅に出たりと、年齢に縛られない自由な発想が、毎日を彩ります。また、デジタルツールを活用することで、情報収集や交流の幅もぐんと広がります。この記事では、そんな「楽しく生きるシニア」になるための具体的なヒントや実例を紹介。60代からの人生を、もっと自由に、もっと自分らしく楽しむための第一歩を踏み出してみませんか?
2023年8月29日火曜日
糖質オフ”が「思いがけない難病」を引き起こす…実は間違いだらけだったダイエットの常識 動画で解説
糖質オフ”が「思いがけない難病」を引き起こす…実は間違いだらけだったダイエットの常識
アルツハイマー型認知症の特効薬「レカネマブ(商品名レケンビ)」が、国内で初めて認可され、大きな話題を呼んでいる。
「認知症リスクはどんな高齢者も抱えるものですが、日常習慣次第でそのリスクを下げることができる。その対策のひとつが糖質を十分にとることです」と語るのが、長年高齢者医療の現場に携わってきた医師・和田秀樹氏だ。
昨今は糖質オフダイエットなどで糖質を嫌う人が増えているが、60代以上の人が糖質を取らないリスクは、認知症以外にも数多いという。
和田秀樹氏の新刊『60歳からはやりたい放題[実践編]』(扶桑社刊)より、ご紹介する。(以下、同書より一部編集のうえ抜粋)。
◆毎食「ご飯1杯分」の糖分はとろう
昨今、糖質オフダイエットの影響で、糖分を過度に節制する人が増えています。
そのため、ご飯やパン、麺類などの糖分が多く含まれている炭水化物を避け、おかず類ばかり食べて主食を食べないという人が少なくありません。
たしかに、糖分の摂り過ぎは、肥満だけでなく、糖尿病などの病気を引き起こす要因になり得ます。
ただ、炭水化物に含まれる糖分は頭や体を動かすのに必須のエネルギーです。
特に、脳は、炭水化物に含まれるブドウ糖を唯一のエネルギー源としているため、炭水化物をしっかり摂らないと頭に十分な栄養素が行き渡らず、低血糖になって、頭がぼーっとしてしまいます。
頭がよく働かなければ、脳は活力を失って行動力が失われるし、日々の幸福感も下がります。そして、幸福感が下がれば、ストレスがたまり、免疫機能も下がる……という負の悪循環にハマっていきます。
毎食、主食を減らすとしても、ご飯だと一杯分、食パンだと一枚、麺類だと一人前分くらいは食べるほうが、体には良いのです。
◆糖尿病は気にしすぎなくてよい
患者さんの中には、「そうは言っても、糖質を摂ると血糖値が気になる」とおっしゃる方もいらっしゃいますが、血糖値も過度に心配し過ぎる必要はない、と私は思っています。
実は私自身、数年前に2型糖尿病だと診断されました。病院に行ったきっかけは、過度な喉の渇きでしたが、いま思えばそれが糖尿病の徴候だったのでしょう。このとき、血液検査をしてみると、私の血糖値はなんと660㎎/㎗!
「血糖値は100㎎/㎗未満が正常値」と言われる中、これは重度の糖尿病と言える数値です。医師からはインスリン注射を勧められましたが、いろいろと考えた末、インスリンは使わないことを決めました。
◆糖尿病の人の方がアルツハイマーになりづらい?
糖は認知症予防にも効果があると私は考えています。
事実、高齢者専門の総合病院である浴風会病院に勤務していた頃、病院内では「糖尿病の人はアルツハイマー型認知症にならない」という共通認識がありました。
実際に糖尿病の患者さんの多くは、年齢から考えると格段に頭もしっかりしていて、受け答えもはっきりしているという印象でした。
浴風会病院では毎年100例ほどの解剖をしていたのですが、先輩の医師が亡くなられた方の脳を検査し、糖尿病の患者さんとそうでない患者さんの脳を比較したことがあります。
すると、糖尿病でない患者さんは、糖尿病患者の三倍もアルツハイマー型認知症を患う人が多いとの結果が出ました。
実はそれ以前に糖尿病の人とそうでない人の生存曲線を比較した研究があるのですが、それでは差がありませんでした。それをもとに浴風会では、糖尿病の積極的な治療を行わなかったことの結果です。
◆知っておきたい「糖分が足りないことの害」
福岡県の久山町ではほぼ全住民を対象とし、亡くなった方を解剖した調査結果があるのですが、それによると生前糖尿病だった人は、そうでなかった人の2.2倍がアルツハイマー型認知症と診断されたのです。
これによって、糖尿病はアルツハイマー型認知症のリスクファクターだと医師も考えるようになったのです。
ただ、調べてみると久山町では糖尿病の人は全例治療を受けていました。浴風会ではほとんど治療を受けていません。
糖尿病がある人が治療を受けると、受けていない人の2.2倍もアルツハイマー型認知症になるのに、治療を受けないでいると逆に3分の1しか認知症にならないのです。
このため私は低血糖の怖さを考えるようになったのです。
60代以降は食もどんどん細くなるため、「糖分が多過ぎること」より「糖分が足りないこと」を心配するべきでしょう。
食べないことで体に起こるデメリットや自身の幸福度を考えれば、きちんと糖分を摂ったほうが60代以降の人生は健康で楽しいものになるはずです。
◆一日のどこかで甘いものを食べる時間をつくろう
糖分の塊である甘いものとの付き合い方についても、触れておきます。
甘いものが大好きな人にとって、お菓子やスイーツを食べる時間は至福の時間でしょう。
毎食のように食べていては糖分の摂り過ぎになってしまうかもしれませんが、かといって我慢すると、脳は大きなストレスを感じます。
ならば、一日の中に、スイーツを食べて幸せを感じる時間をつくっても良いのではないでしょうか。
◆歯の健康が、人生の質を大きく左右する
甘いものを食べる際、最も気を付けてほしいのは虫歯です。
60代以降は歯の健康が、その後の人生の質を大きく左右します。
年を取ると虫歯が増えますので、虫歯の大敵である甘いものを食べた後は、必ずケアを忘れずに。
もちろん一番良いのは歯磨きをすることですが、できない場合は、甘いものを食べた後、マウスウォッシュなどを使って(私は持ち歩いています)、口の中の糖分を洗い流し、虫歯を予防しましょう。
和田秀樹 構成/日刊SPA!編集部
【和田秀樹】
1960年、大阪府生まれ。東京大学医学部卒業。精神科医。 東京大学医学部附属病院精神神経科助手、米国カール・メニンガー精神医学校国際フェローを経て、 現在、和田秀樹こころと体のクリニック院長。 高齢者専門の精神科医として、30年以上にわたって高齢者医療の現場に携わっている。 ベストセラー『80歳の壁』(幻冬舎)、『70歳が老化の分かれ道』(詩想社新書)など著書多数。
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