ウォーキングは素晴らしい運動ですが、なぜウォーキングを続けてもなかなかやせないのか、科学的な理由を解説します。パーソナルトレーナーの清水忍さんによる『ロジカルダイエット 3か月で「勝手に痩せる体」になる』から学ぶ論理的な痩せ方をご紹介します1。
まず、一般的な誤解として、「運動をすればやせる」と考えることがあります。しかし、英語の「ダイエット(Diet)」という言葉には、運動やエクササイズとは直接的な関連はありません。実際には、ダイエットは食事制限を指します。多くの人が「ダイエットしよう」と思ったら、運動を始めてしまうことがありますが、これは誤解です。
ウォーキングをしている方から、「一生懸命ウォーキングをしていますが、なかなかやせないんです」というお悩みをよく聞きます。しかし、ウォーキングは糖尿病の患者さんには大事な運動です。ウォーキングによって血糖値は下がりますが、期待しているほど脂肪は使われません。つまり、ウォーキングだけでは効果的なやせ方は難しいのです2。
そこで、正しいやせ方を論理的にお伝えすると、ほとんどの方があっという間にやせていくことがあります。具体的には、1日に摂取すべきカロリーを「34×なりたい体重」で計算する方法があります。
安静時の運動強度を「1メッツ」と表現します。この状態を24時間続けると、1×24で「24」。それに自分の体重をかけたものが、何もしなくても1日に消費されるカロリーです。たとえば、体重50キロの人なら24×50で1200キロカロリーです。
また、立ってうろうろ歩いている状態は「2メッツ」で、一般的な人は平均してだいたい「1.5メッツ」くらいの運動強度を続けています。1.5×24なので、「36」ですが、正確にはそれより少し低い「34」くらいだとわかっています。
したがって、「34×体重」があなたが1日に消費するカロリーで、そのカロリーを摂取していれば太ることもなく、やせることもないのです。たとえば、体重50キロになりたい場合は、1日に1700キロカロリーしか食べていなければ、体重は50キロにならざるを得ません。これを続けていれば、いずれは目標の体重に到達できるでしょう1。
急激に減らすのではなく、少しずつ減らしていくことが大切です。長い年月をかけて太ったのなら、同じく長い年月をかけて、ほんのちょっとずつ落としていくことが理にかなっています。1
おそらく、みなさんが太ってしまった
ダイエットにはさまざまな方法がありますが、以下にいくつかのアプローチをご紹介しますね。
食事制限とカロリー管理:
- 食事内容を見直し、カロリー摂取をコントロールすることが大切です。自分の目標体重に合わせて、摂取カロリーを計算してみましょう。
- 食事のバランスを整え、栄養豊富な食材を選ぶことも重要です。
運動:
- ウォーキング以外にも、有酸素運動や筋力トレーニングを取り入れることで、脂肪燃焼を促進できます。
- ヨガやピラティスなどのストレッチ系の運動も体に良いです。
水分摂取:
- 水分は代謝をサポートし、満腹感を与えてくれます。こまめに水を飲む習慣をつけましょう。
睡眠とストレス管理:
- 十分な睡眠をとり、ストレスを軽減することでホルモンバランスが整い、ダイエット効果が高まります。
食事のタイミング:
- 朝食をしっかりとることで基礎代謝が活性化し、夕食は早めに摂ることで消化を助けます。
これらのアプローチを組み合わせて、自分に合ったダイエット方法を見つけてみてくださいね。
食事制限と運動は、どちらもダイエットにおいて重要ですが、バランスを取ることが大切です。以下にそれぞれの役割を説明します。
食事制限:
- 食事制限は体重管理に直接的な影響を与えます。過剰なカロリー摂取を抑えることで、体重を減らすことができます。
- 食事の質と量を見直し、栄養バランスを保つことが大切です。
運動:
- 運動は基礎代謝を向上させ、筋肉を増やす効果があります。有酸素運動は脂肪燃焼に効果的です。
- 運動は体力をつけ、健康的な体を維持するためにも重要です。
総じて言えば、食事制限と運動は相互に補完しあうものです。適切な食事制限と運動を組み合わせて、健康的なダイエットを目指しましょう。
人気トレーナーが解説する、ウォーキングを続けてもやせない科学的理由
『ロジカルダイエット 3か月で「勝手に痩せる体」になる』の著者で、数々のトップアスリートを指導してきたパーソナルトレーナーの清水忍さんが、ウォーキングを続けてもやせない科学的理由をわかりやすく解説します。※本記事は、 Amazonオーディブル『武器になる教養30min.by 幻冬舎新書』より、〈【前編】清水忍と語る「『ロジカルダイエット 3か月で「勝手に痩せる体」になる』から学ぶ論理的な痩せ方」〉の内容を一部抜粋、再構成したものです。
「運動をすればやせる」という誤解
みなさんは「ダイエット」と聞くと、運動やエクササイズを思い浮かべるのではないでしょうか。しかし、英語のダイエット(Diet)という言葉には、そうした意味は含まれていません。 ダイエットは英語で、「食事」という意味です。つまり、食事制限のことを指しているんです。ところが、多くの人は「ダイエットしよう」と思ったら、運動を始めてしまう。 「やせるために、一生懸命ウォーキングをしています。でも、なかなかやせないんです」といったお悩みを、お客さまからよくうかがいます。そこで私が、「いや、ウォーキングをしてもほとんどやせませんよ」とお伝えすると、本当にびっくりされます。 ── 多くの人がびっくりしていると思います。 糖尿病の患者さんには、ウォーキングは大事なものです。ウォーキングの効果で、その日の血糖値は絶対に下がりますから。しかし、期待しているほど脂肪は使われません。すなわち、やせる効果はあまりないということです。 この事実は意外と知られていません。そこで私が、正しいやせ方を論理的にお伝えすると、ほとんどの方があっという間にやせていくんです。 世の中のどれだけ多くの人が、論理的ではない方法でやせようとしているのか。この間違った現状をどうにかしたいと、昔からずっと思っていました。 私は以前、『ロジカル筋トレ 超合理的に体を変える』という本を出版しました。そのとき、自分がふだんから話していることが本になっただけで、こんなに多くの人から反響をもらえるのかと驚きました。 それなら、「やせる」ということについても、ふだんから自分が話していることを本にできたら、少しはみなさんのお役に立てるかなと思ったんです。

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